2011年04月03日(日)
【２０１１年 第３８弾！】
Grim Reaper/Rock You to Hell
(1987/2008日本盤/帯)
1987年にリリースした3rdアルバムを、2008年にリマスターで再発したものです。
1st、2ndに関しては、楽曲のクオリティは高いものの、サウンド・プロダクションの悪さばかりが目立ち、バンドの凄さが伝わり難かったように思いましたが、本作は、改善どころか、メジャーの音になっていてビックリ!?
本作からメジャー・レーベルに完全移籍しており、レコーディングにお金が掛けられたようで、プロデューサーに、'80～'90年代に大活躍した、マックス・ノーマン(Ozzy OsbourneやLoudness等々)を起用。音が良いのは当然と言えます。
アグレッシブ且つメロディのしっかりした正統派HMをベースに、キャッチーさを加えた、メジャー感のある楽曲群は素晴らしいの一言です。ただ、1987年といえば、HM/HRムーブメントが沸点に到達する寸前の時期であり、WhitesnakeやGuns'N Roses等々のアルバム・リリースが目白押しだったこともあって、当時は見向きもしませんでした…20年以上経った今頃に「これ良いなぁ」と唸っております(苦笑)
勝負を掛けた本作は、全米チャートの93位に入りましたが、Steve Grimmettが脱退したのを機に解散してしまいました。
Steve Grimmettは、現在も自身のバンドやプロジェクトでコンスタントに作品をリリースしていますが、歌は上手いけど楽曲がイマイチ…みたいな評価が続いています。
気になるNick Bowcottですが、DeanギターやMarshallアンプなどと契約し、楽器ショーなどで演奏しているようで、やはり腕は確かなようです。
個人的必聴度★★★★☆
③④⑥⑦⑧⑨Good
22:54
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