2011年03月01日(火)
【２０１１年 第２８弾！】
Kuni/Lookin' For Action
(1988/2010日本盤/紙ジャケ)
1988年にリリースした、2ndアルバムです。
1stは、多数のミュージシャンが参加した、所謂プロジェクト的なアルバムでしたが、本作は、メンバーを固めて製作され、バンドとしての「Kuni」を主張しています。
記憶が不確かで、順番が間違っているかもしれませんが、デビュー後に、L.A.のクラブでライブを行うも、その時のメンバーとは袂を分かち、新たに元Yngwie J. Malmsteen Rising ForceのJeff Scott Soto(Vo)、元ViceのDouglas Taylor Baker(B)、元Hanover FistのMike Terrana(Ds)を迎えレコーディングを開始。途中ジャパン・エイド２（1987年）に参加。翌年、満を持して本作をリリース。同年、単独での来日公演も行い、多くのファンが順風満帆な活動を期待したが、残念ながら表舞台から姿を消してしまう。
既にメタル・バブルの様相を呈し、新しいバンドが次々にデビューしていた頃で、Jeffが「Eyes」、Douglas、Mikeが「Beau Nasty」というバンドで、それぞれの活動を始めており、バンド「Kuni」としては、来日公演後に解体してしまったと思われます。理由は、日本以外の国で契約を取れなかったことでしょうか?
彼自身は、新しいVoとデモ製作等を行っていたようですが、結局何も起らないまま帰国。その後は、レーベルを立ち上げたり…ここから当時の未発表音源を中心としたFucked Up!（2000）をリリース…色々とやっていたようですが、ミュージシャンとしての活動だけは行いませんでした。ところが、2010年に復活を宣言。LOUD PARKへも出演し、今後の活動が注目されます。
1st同様にメロディアスな哀が漂うHRを演っていますが、Jeffの歌が中心となりメジャー感は大幅にアップしています。勿論Kuniのギターも、曲を壊すことなくトリッキーでテクニカルなプレイをしており、ファンの期待を裏切りません。音を聴いた限りでは、日本人が居る居ないに関係なく、これで契約が取れなかったとは可哀相…運が無かったとしか言えません。Dokkenが好きな人ならハマると思います。
個人的必聴度★★★★
①⑤⑦⑨⑩⑪
23:53
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