1/3ページ目 ―教室移動の最中― 次の授業は実験やゆうことで教室移動なんや。 オレは友達とやいやい言いながら歩いとった 前には女友達と話しとる和葉がおる。 ほんで階段降りとる時に… 特に気にしとった訳でもないんやけど、急に和葉が階段踏み外して落ちそうになりよったからオレは無意識に和葉の腕掴んで助けたった。 「きゃっ」 「気ぃつけろあほ!」 「あほってなんやのあほ!」 「助けたったんに“おおきに”の一言もないんか?」 「…おおきに。」 「ん。」 オレは腕を離して、会話はもとの相手に戻る。 「おまえよぉ気ぃついたな?」 オレと一緒におったやつがそう言うてきた。 「気ぃつくやろ真ん前なんやから。」 「いや、気ぃついたとしても隣におったやつの方が普通助けんの早いやろ?」 「そぉか?」 「ああ!やっぱ遠山やからか(笑)」 むかつく笑顔で“遠山”の部分強調しょった 「あほッ///」 オレはそいつを残してさっさと教室へと向かう… 「…図星やん(笑)」 て小声で言うたんが聞こえたんやけどこれ以上は無視や。 ―授業中― アイツおっちょこちょいやし 慌てんぼうやしで 放っといたら心配で心配で… そんな訳でオレは和葉のこと見とるんやろか? …ホンマに? 何や推理で引っかかった時みたいに釈然とせぇへんわ… 人のことはよう解っても、自分のことになるとさっぱりやな… オレがいつぞや言うた言葉。 「ホンマにその通りや…」 ぼそっと言うた… それがそばにおった和葉に聞こえたらしく 「何が?」 「ぁ…いやこの実験がな…」 慌て過ぎやオレ…υ 「ふ〜ん。ぁ、さっきはありがと。」 「え?」 「助けてくれて。」 「あぁ…気ぃつけや。」 「うんw」 元気良く返事してどっか行ってしもた。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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