1/1ページ目 「…へいじ…」 小さなか弱い声の主がぎゅっと平次の服の袖を掴む 「…声出すな…見つかってまうやろ…」 安易に踏み入れた敵のアジト そこには予想以上の敵の数… 「…よし…奴ら出払ったみたいや…」 ほっとぴりぴりとした空気から解放される 「平次…警察に連絡は?」 「心配すな。ちゃんとしてある。一気に乗り込んでくるはずや」 「……」 「なんや?」 急に黙り込む和葉に平次は顔を覗き込む 「…アタシ…今日、御守り忘れて来てん…」 「……」 「いっつも平次にうるさく言うとんのに最悪や…」 うつむく和葉の声は小さくなる… 「…和葉…」 そんな和葉の手をぎゅっと握りしめる 「えっ?」 「オレはちゃんと持っとるから大丈夫や。せやから泣くな。見つかってまうわ」 握った手に力がこもる… 「…まだ泣いてへんよ…あほ。」 握りしめられた手を見ると和葉はそう答える。 〜END〜 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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