1/10ページ目 ―次の日― 平次と和葉はいつも通り登校を共にした …のだが、 「服部先輩!!」 「「えっ…?」」 ほぼ同時に2人は声のする方を振り返った 「ぁっ……」 声の主を見るなり和葉は昨日のことを思い出す… 「…何やまたお前かいな…」 「昨日メールありがとうございましたwむっちゃ楽しかったです。」 ニコニコと喋るその少女“加藤絢乃”はチラリと和葉を見た… 「ぁ、えっとほんなら平次、先行っとるな」 そう言って、平次と絢乃を残し学校へと向かう… 「はあ?ちょお待てや……何やねんどぉせおんなじクラスなんやから一緒に行ったらええやん…」 ぼそりと言う平次に絢乃は 「服部先輩、あの人はただの幼なじみなんですよね?」 と真剣な目をして聞く。 「…あ、あぁ……」 「良かった。服部先輩が遠山先輩のこと好きやって噂は噂ですよね?」 今度は笑顔でそう聞く絢乃 「だ、誰があんなヤツ…//」 「遠山先輩、気ぃつかってくれたんですかね?」 「は?」 「アタシが服部先輩に話しかけたから」 「……」 “何でそんなことすんねん…” 何となく機嫌が悪い平次… それでも絢乃は学校までの道のりを楽しんでいた。 ※※※※※※ そしてその2人を気遣い……正確には逃げて来たような和葉は… 偶然にも昨日告白を受けた先輩“清水優斗”に出くわす。 「あっ…」 「おっw遠山やんか、おはよぉさん」 「ぉ、お早うございます…」 軽く頭を下げ挨拶を交わす 「どや?少しは考えてくれとるん?」 「ぇ、ぁぁ、まぁはい…」 正直特に考えていなかったのが本当のところ。 「あ、そやそやwアドレス教えてくれへんかな?」 「え?」 「会う機会も少ないんや、メールぐらいでもせぇへんとオレのこと解らんやろ?知ってもらわんとふるんはなしやで。」 「…そやね。」 和葉はその言葉に納得したように優斗とアドレスの交換をした。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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