何気なく通った放課後の廊下… 人気も少ないそんなとこで和葉の後ろ姿を目にした。 何しとるんや？ て気になって思わず後をつけた… 「好きや…オレと付き合うてくれ」 和葉が告白された… 相手は３年の先輩やった 「…ごめんなさいアタシ……」 すぐに断る和葉に何故かオレはほっとした… なのに… 「待てや、ほんのちょっとでええから考えとくれ…」 「ぇ……？」 「１週間後に返事してくれ…頼む…」 相手の男は深々と頭を下げて和葉に頼んどった… 「…１週間……」 「ああ、１週間でええ。それでも気持ち変わらんかったらそん時はふってくれてかまへん…」 「……」 「オレは絶対遠山大事にする。服部みたいに平気で約束破らんし、悲しませる事なんかもせえへん。」 「はあ。」 「せやからもう一度オレのこと考えといてくれ。」 「…分かりました…」 オレの思考が上手く働かへん… 何でオレの名前が出たんや… 何で和葉のやつそんな約束すんねん… １週間… それが和葉の最終決断を下す時間。 オレとおんなじや… オレの答えが決まっとる以外は… ※※※※※※ アタシが告白された少し前 ふと通った教室の前… 「好きなんです…服部先輩のこと！！」 服部…？ そんな声を耳にした… そっとその教室を覗くと平次と女の子がおった… またや… 先輩からも同級生からも人気のある平次やけど一番は後輩からなんや… 「…すまんけどオレ…」 断ろうとする平次にアタシは少しほっとした… せやけど… 「待ってください！！アタシ服部先輩のこと本気で好きなんです//」 「…せやけどオレはお前んことよぉ知らんし…」 「そやったら少し時間ください！！１週間でええです…少しでもアタシの事知ってから返事ください//お願いします。」 「……」 「…それとも服部先輩好きな人いてるんですか？」 ドキッとアタシの心臓がなったんがわかる… 「……わからん…」 「ぇ？…それっていてへんて事ですか？」 「勝手にそぉ思とけ」 くるっと後ろを向きひらひらと手を振り、平次が教室を出ようとこちらへ向かってくる アタシは急いで隣の教室に隠れた… 「服部先輩１週間考えてくださいね！！あとでメールしますから//」 「…わかった、わかった。」 メール？ 平次、あの子とアドレスも交換したん… っちゅうことはそれなりに気があるて事なん？ １週間… それが平次の最終決断を下す時間。 アタシとおんなじや… アタシの答えが決まっとる以外は… [先頭ﾍﾟｰｼﾞを開く] [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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