大切にしたいから
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「平次、ほっぺたにご飯粒ついとるで(笑)」

笑って和葉は平次のほっぺたからご飯粒をそっと指で取ってやる

「ほら(笑)」

ぴんと伸びた指先には一粒の米が

「おおきにw」

平次はパクっと和葉の指ごと口に含みペロッと舐めて口を離す

「…アホッ///」

「ん?感じたんか(笑)?」

「〜〜〜///」

「ほぉ〜和葉は指舐められるだけで感じてまうんや?」

「そんなんちゃうわ///」

「ほんなら、顔めっちゃ赤うなっとるけどどないしたん?」

平次が和葉の左頬に右手を添え、左手で和葉の顎を持ち上げる

「ッ///」

「ん?」

ギリギリまで顔を近づける平次

「ちょ…平次近い…」

「なあ、こんままキスせぇへん?」

「……する。」

潤んだ瞳の上目遣い…

言われなくてもしてしまいそうな状況

和葉の手が平次の頬にも触れる

「……」

お互い何も喋らず優しくキスを交わす

「いっつも思うんやけど和葉…」

「ん?」

「唇めっちゃやらかいわ。」

「そぉ?」

「そやで。」

親指を和葉の唇に宛がう

ペロッ

「なっ///」

カァァァァ/////

和葉の唇に触れていた平次の指をほんの少し舐めてみた和葉

「あれ?平次も指舐められると感じるんやねw?」

「…あ、あほッ//」

ぽんっと和葉の頭に手を乗せた

「こんなんたりひんわ」

くしゃくしゃと髪をいじる

「あーくしゃってせんといてよ//」

「ええから…こっちの方が感じるやろ…」

髪を直そうとする和葉の腕を取り、そのままキスをする…

先ほどの柔らかいキスではなく熱く恋人同士のキスだ

「…んぅ……ん…」

和葉から時折漏れるなんとも言えない声

自然と平次の首に手をまわす…

和葉はそのまま自分の方へと引き寄せる…
平次は和葉に覆い被さるような体勢になる…

「…なあ、お前…オレのこと誘っとるんか?」

ふと、今のこの状況を考えて平次は和葉に問う…

「他になんやと思たん?」

「…ほな遠慮なく…」

「遠慮なんしたことないくせに…」

「あほぉ遠慮だらけやろ//」

「ぇ…?」

そっと平次が和葉の髪を撫でる

そのまま顔に手を添え…

「簡単にお前壊したない…」

「…?」

「せやから、もたもたいってもええやろ?」

「……」

「…大事な存在やから…」

再び和葉に優しい口づけを落とす

「な、ええやろ?」

「…ぅん。」

今度は和葉から…

そっと…

平次の理由に頷くように…



〜END〜



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