あったか屋上
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雲一つない青空

そんな屋上でごろんと寝転ぶのは平次。

「…なんでおんねん…」

人の気配を感じて平次はその方向を見る

「授業遅刻してまうで?」

「…あぁ…そやな…」

しゃがみこんで平次の顔を覗き込む和葉をぐいっと頭の後ろに手を回して引き寄せる

「ちょっ…」

「ええから…」

「んっ…//」

引き寄せられてそのままキス…

「ってええわけないやん!!」

一瞬で真っ赤になったのは恥ずかしいから?それとも怒っているから?

「ここ学校やで!誰かおったらどないすんねん!!」

キョロキョロと辺り窺う和葉は言う。

「どうもせえへん。見せつけたったらええやん」

ムクッと起き上がって平次は胡座をかくと笑ってそう言った。

「…あほ…//」

周りに人がいないことが分かって和葉はぎゅっと平次に腕を回した。

「…誰かきたらどうすんねん?」

「平気やて…もうすぐ昼休みも終わってまうんやから…」

「授業サボるんか?」

「平次がサボるんやったらね…」

「ほなサボろか。」

和葉を抱きかかえると平次はそのまま後ろに倒れて仰向けになる。

「きゃっ…」

急に体勢が変わった和葉は思わず小さな悲鳴をあげたがすぐに平次の胸に顔を埋めた。

「今日ええ天気やね…」

「そやな…」



END.



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