1/1ページ目 「アホか…」 「え?」 「あんなんで浮かれとるんか?」 「別に浮かれてへんよ。ちょっと嬉しかっただけや。」 ついさっき。 本当に今さっき。 和葉は後輩に告白されていた。 「それを浮かれとる言うんじゃボケぇ」 「ええやん!好きや言うてもろて嬉しないわけないやろ?」 「…そんなもんか?」 しかめっ面の平次は聞く 「平次は告白されるなん珍しくもないんやろ…」 ちょっと寂しくうつむくと和葉は言う 「…まあおまえほどやないし…」 「当たり前やん。一応有名人やし」 平次の台詞の意味を履き違えた和葉… 平次は呆れた顔で和葉の横顔を見る 「…そんで?…付き合うんか…?」 「え?」 「あ、いや…」 ばつが悪そうに平次は和葉から顔を反らした 「…付き合う…言うたらどうするん?」 「は!?付き合うんか?」 ばっと振り向くと視線が絡み合う… 「そ、そんなん考えてへん//」 「考えてへんてそうゆう気ぃもあるっちゅうことか?」 「せやから考えてへんて!」 ふいっとそっぽを向くと和葉は頬を染める 「けっ…」 平次も同じくそっぽを向く 「…」 「…」 お互いに沈黙の時間。 平次のだんまりは少々自分の気持ちを言いすぎたか…という疑問。 和葉のだんまりは誰かと付き合うなら…というちょっとした期待。 チラリと和葉は隣の平次を盗み見する その表情は何かを考えている… 「…付き合うわけないやん…好きな人やないんやから…」 ぽつりと言った和葉の言葉に平次が振り向く 「…そぉか…そらそうやな…和葉が誰かとなんありへんか…」 ぶつぶつと何かを言う平次に和葉は首を傾げる 「ちょっとありえへんて何よ!アタシかて…」 「なんやねんそんな相手がおるんか?」 「…おるもん…」 「・・・・・はあ!?!?」 〜END〜 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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