昼下がり
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ベッドにごろんと横になっていた平次は起き上がり、和葉の後ろで胡座をかく。

「今日は何しに来たん?」

平次がふわっと和葉の後ろ髪に触れる

「ん?平次に会いに来たに決まっとるやんw」

そっと振り向き平次にニコッと笑う

「あぁ、そぉなんや…」

嬉しそうに平次も笑うと、

「ッ//」

和葉の髪に触れていた手を頭の後ろに添えて、

平次は優しくキスする…

ほんの一瞬だけ。

「オレもちょおど会いたかってん」

「なんで?」

「理由必要か?」

キスのあとのこの絶妙な距離のまま2人は話す

「理由…欲しいわぁ」

「…そやな…好きやから…だけやったらアカンか?」

和葉の頬に優しく手を添える

「うん。どれくらい?」

ニコッと笑って聞き返す

「コラ!調子乗んなや//」

むにっと和葉の頬をつまむ…

「いたッ// もぉアホ平次…//」

「アホなんはおまえやろー」

今度はぷにぷにと和葉の頬をつつく

「何でよー//」

「ええやんかアホ。」

「…」

「ん?」

和葉に触れていた指を離す

すると和葉がぱっと両手を広げた

「…へぇじ…」

「……ほんま甘えたがりやなー和葉は(笑)」

和葉の意図が解ってかニヤッと笑って平次は言う

「もぉ// そんなん言うんやったらええ…」

ぷいっと平次から顔を反らす

「拗ねんかてええやんか…υ」

「もぉええもんー」

べーっと平次に向き直る

「…和葉ぁ…ほな来いや…」

今度は平次がぱっと両手を広げる

「……来て欲しい?」

「ん。」

平次の少し照れた頷きにニコッとして和葉は平次の腕の中へ…

ふんわりとした甘いにおいが漂う

「おまえ、ええにおいするな?」

くんくんと和葉の髪に顔を寄せる

「アホ…においなん嗅がんといてよ//」

「や、ほんまにええにおいするで。」

「…そぉ?//」

そこまで言われれば少し嬉しそうに和葉は言う

大きな瞳で平次を見上げる

「……アホッ//」

ひょいっと軽く和葉を抱き上げると平次は後ろに倒れる…

「きゃっ//」

思わず小さな悲鳴になる

そして、

当然、平次が和葉を抱き上げたまま後ろに倒れたのだから和葉が平次の上になる…

「ちょ// 何なん平次…」

「和葉、好きや…」

「へ?」

優しいバードキスのように和葉の頬に2、3度キスをする

「…平次…」

「ん?」

「アタシも好き…」

ピンと伸びた指先が平次の鼻頭に触れる

ついその指に目がいく平次…

そんな平次に優しく和葉は微笑むと、

「…アタシの事を好きて言うてくれる平次がアタシめっちゃ好き…」

そう言って平次のオデコにそっとキスをする

「…そぉか?」

「うんw」

平次の上になっていた和葉が体を起こして座り直す

平次も上体を起こして再び和葉のそばに胡座をかく

「オレもそぉゆうこと言う和葉が好きやで。」

ん、…と、和葉にキスをゆっくり迫る

「ぅん…//」

それに素直に応えるように和葉も…

優しく触れ合い、そっと離れてはまた触れ合い…

何度も何度も…



〜END〜



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