平次的幸せ
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アタシは3日前ぐらいから平次の家に通っとる。

間近に迫ったテスト勉強のため!

5教科全部教えてくれる先生がいるみたいなもんやからね(笑)

それに…

平次と“好き”が通じ合ってから勉強の教え方が優しくなった気ぃもする…

バカには……たまにするけど…

前よりは少ななって丁寧に教えてくれる。





―平次の部屋―

「へーじ、これは?」

「ん?…ああ、これはな…」

と、優しく教えてくれる

「へ〜 あ!そっか解ったw」


※※※※※※


ニコッと笑ってオレと目が合う…

「…好き……」

つい、声が漏れる…

「え?」

「和葉、勉強前にちょおキスしよ」

「なっ///」

返事を聞く前にオレは和葉にキスした

触れ合うだけのソフトキス…

それでも敏感に相手の体温を感じる

徐々にレベル上げてこ思たその瞬間

「…ん! ぷはっ……平次//」

和葉がオレから離れた

「何やねん…」

ちょっとええ感じやってんけど…オレ…

「アカンて! 勉強せぇへんのやったらアタシ帰るで?」

やっぱし今はテストの方が大事なんや…

「…たくっ……オレ、和葉依存症なんやで?」

ほんまにぃ…

「・・・・・え?」

「ここで帰られたらオレ、死ぬで?」

「……あほやろ…平次…」

「…あほ、オレ本気でそぉ思てるで?」

自分でもおかしいぐらい和葉に依存してんねん…

「アタシのことそんなに好きなん?」

「何を今さら…」

「……ぁ、そっかそっかw 平次、アタシのこと死ぬほど好きなんや(笑)」

楽しそうにそんなこと言いよる…

「かぁーそんなことサラッと言うなや//」

その通りやねんけどな…

「けど、アタシもおんなじやでw 平次好きすぎて困ってんねん」

「〜〜////」

なんっでお前はそない可愛えこと言えんねん///

そんなん言われたら余計…

「…和葉、続き……」

「…アカン。」

「なん…」

「“何で”言うたら帰るで?」

ニヤニヤといじわるそうに笑ってオレの痛いとこついてきよる…

「……はぁ…」

和葉に主導権をとられてしもた…

「…うそ。」

「……ぇ?」

うそ?

どれが?

「アタシも平次好きなんやから…今日は特別。」

お!

ええんか?

キスしてええん?

ほんまに?

「平次…目ぇ輝いとるで(笑)」

あれ?

顔に出とった?

まぁ…

「ええやんw」

勢い良く和葉に抱きつき、深いキスを何度も何度も繰り返す

「…んぅ…」

と、時折漏れる和葉の声にオレの体はどんどん熱をもつ…

「和葉…オレ、ほんまに依存症や。」

「平次…」

ぎゅっと抱き締めてしばらく離れなかった

離れたなかった…

「…平次、苦しいて…」

「そんなん知らん…」

今はこうしてたいんや…

「…もぉ// 強引なんやから…」

和葉からもオレの首に手をまわした

そっと耳元で

「平次、めっちゃ好きやで」

と、囁かれた…//

ドクンと心臓が一瞬高鳴り、心拍数も一気に上がった…

「ぅ〜和葉かわいすぎや…絶対離さへんぞ」

腕に込めるチカラが強くなる…

「…ええんやけど…痛いて平次…」

「我慢しいや、オレ今めっちゃ幸せやからw」

ふっと顔を見合わせて、お互い引き寄せられるように…

唇が重なる

やらかい唇の感触がオレの唇に残る

そんでもって優しい温もりも

「和葉、めっちゃ好きやで」



〜END〜



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