1/1ページ目 「よ。」 「……ぇ……えぇぇぇぇ!?」 何やねん…υ 「何でおんの?」 丸い目してオレを見上げる ここは遠山家、日曜日の朝の食卓。 和葉のオトンはおらんけど、和葉がまだ準備の整っていない食卓の前に座っとる。 そして今さっきオレを家へあげてくれた和葉のオカンが台所で朝食の準備をしとる。 「別に。」 そんなことを思いながら遅れて返事をした 「“別に”て…何しに来たん?」 「何しに来たんやろ?」 「・・・・・は?」 とくに用はあらへん… 強いて言うなら、ええ天気やから遊びに行こかなとか思てたかもしれん… 「ちゅうかまだ朝飯食うてへんのかい…υ」 今、9時やで… 「ええやろ、日曜なんやし」 「まぁええけど…」 「平次も食べる?」 「いらん。食うて来た。」 「ふーん。…ホンマ何しに来たん?」 ……気分やな、気分。 気づいたら来ててん… 「お前かて用も無しにオレん家来るやろ?それとおんなじや。」 「ぇ…// おんなじてアタシは…//」 「あん?何やねん?」 気分ちゃうんか? 「アタシは…平次に…」 あん? オレに何や? 「まぁええわ。待っとるから早食うてや」 「“待っとる”て…何?どっか行くん?」 「ん。ええ天気やしな。」 ぁ、笑った… オレもつられて笑た 「ほんまぁw」 「ぉ、おう。」 さらに笑顔という花咲かせてオレに笑た ……ん? 「ぁ、解ったわ…」 「ん?」 ようやく出てきた朝食に箸をつけようとした瞬間ピタッて止まって、オレの呟いたような小さな声に返事した 「別に何もないで。」 ほんのちょっと笑って返したら 「ちょ、何なん?」 ムッとしてこっちを向く 「べつに〜」 いじわるな笑みで言うたると「ふ〜ん」て言うて箸を持つ手が動き始める 何を解ったって オレが今日ここに来た理由や。 見たかってん… 和葉のさっきの笑顔。 ほんでたぶん今日出かけたら、一番の笑顔見れる気ぃするんや。 このあとな。 〜END〜 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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