休日の朝?昼?
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「んー」

締め切ったはずのカーテンが開いて平次は布団にもぐる

「平次ー?」

「……」

「へーじー?」

「…和葉…おまえ…何やねん…」

日本語として意味の解らない平次のセリフに和葉はムッとする

「もう!ほら起きぃよ!!」

「せやからなんでおまえに起こされなアカンねん…」

「アタシやないと起きひんやろ?」

「…」

確かに。と妙に納得な平次は言い返せない

「早くぅーええ天気やで?どっか連れてってぇなw」

「うっるさいやっちゃなー休日の朝くらい寝かせや…」

ガシガシと頭を掻きながらも起き上がり平次は言う

「今何時やと思てんの!もうお昼やで!」

そう。間もなく昼の12時。

「…せやな…」

「ほら、早よ起きぃよ!おばちゃんがお昼ご飯作って待っとるで?」

「…ふぁぁ…分かったから先行っとけ…」

「とかなんや言うてまた寝る気ぃやろ?」

ジトッと平次を睨み付けると和葉は言う

そして辺りをチラッと見回す…

「あっ!解った…」

不意にそんなことを言い出す和葉に平次は聞き返した

「昨日また新しい推理小説読んでたんやろ?それで夜更かししたんや(笑) どうアタシの推理w?」

推理というには物足りないが自信満々に言う和葉に平次は、

「…ああ…さすがオレの子分やな(笑)」

なんて茶化してやる

「もぉーせやからなんでアタシがアンタの子分なんよ//」

「ええやん別に(笑)」

「ええわけない。ほら早よご飯食べて出掛けるでw」

ニコッと笑うと和葉は平次の腕を引っ張る

「出掛けるてどこにや?」

「どこでもええの!」

「なんやそれ…」

とくに決めていたわけでもない和葉に呆れ顔で平次は小さく口にする

それでも楽しそうな和葉に、

「ま、ええか…」

なんて気持ちになるのであった。



END.



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