1/1ﾍﾟｰｼﾞ目 オレの隣におるんは和葉 いや、まぁ… 隣っちゅうか今は後ろ？ 今さっきまではオレの隣で一緒に勉強しとってん… せやのになんやコイツは急に… 「…ふぁ……」 「なんや？眠いんか？」 和葉が可愛くあくびしたもんやからオレは聞く… 「ううん。平気平気…これやらんとアカンし…」 「…そぉか…」 「ぅん…次は？」 目の前の問題を指さして和葉は言う …けど、おまえ… 頭ふらふらしとるで… おもいっきし眠たそうやんか… 「……んー平次、やっぱりアタシ眠いわ…ちょおベッド貸して？」 「ほれみぃ。どぉせ昨日のドラマ見て夜遅うまで起きとったんやろ？ええわ、ちょっと寝とけ…」 「ぅん…」 コクンと頷くと和葉はオレのベッドに上がり込む… 「……ん？」 オレのベッド？ ……オレの！？ …コイツは…ほんまにぃ… 「…なぁ和葉…そこオレのベッドやで？」 半分寝かかっとる和葉に言う 「…ぅん…平次のにおいする…」 「ッ//」 和葉はぎゅっとベッドのシーツを握る 「…どんなにおい？」 「ん？…落ち着く…」 「へ？」 なんやコイツ… もぉ頭寝とるやろ？ 寝言みたいに返事しよる… …オモロいなぁ… 「オレとの勉強続きどぉするん？」 「…ぅん…あとで…」 「オレの教え方上手いやろ？」 「ぅん。めっちゃ解りやすい…」 「そぉか？」 「…平次、学校の先生なったら？」 「ありえへんやろ？」 「……ぅん…ありえへん(笑)」 「……」 コイツ… 寝ながら妄想して笑てる…υ 「和葉…おまえ、アホやな…」 「……平次の方がアホやで？」 「どこが？」 「…もぉ// こんなんしとるとこが！」 がばっと起きてオレに言う… んやけど、 「ッ//」 「ッ///」 寝とったコイツに近づいとったから… 「…近いて平次…//」 「なっ、おまえがっ//」 「……」 「……」 沈黙の時が流れる… なんやねん… 「…もぉええから寝かせてよ…//」 「…寝たらええやん…」 ジッと目の前の和葉を見ながら言うた 「…なんでジロジロ見んねん…」 なんや頬っぺた赤うしてオレのことをジト見しとる 「和葉観察するんオモロいんや(笑)」 「ムッ…」 ぷくぅと膨らませる頬… オレが指で押すとぷしゅっと空気が抜ける 「…遊んどるんやろ平次…」 あ、怒った… はいはい。これ以上はアカンな… 「ええから寝ろや…」 「…ぅん…」 優しく言うたるとすぅっと目を閉じた 「……」 もぉ寝たんか？ 気持ち良さそうやな… 「…寝とる時は普通に可愛えな…」 そっと寝顔に言うた… 無意識やった… 気ぃついたら声になっとった 「…平次も…」 「へ？」 「寝とる時の平次は可愛えよ…」 「……」 コイツ… また寝言で会話しとる… …ちゅうか…オレも眠たなってきた… 「…好きやで…平次…」 「…おぅ……オレも…」 オレも寝落ち。 ～END～ [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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