☆MEGANE
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平次がメガネかけとる…

「……あははw 平次どないしたん(笑)」

ちょっと真面目に考えとったんやけど笑いが込み上げてきてしもた

「笑うな//」

平次の目の前で大笑いしとったらぐいっと額押されて

笑いで力が入らんとふらっと後ろに倒れた…

せやけど後ろはベッドや…

上手い具合にその縁に座った

「なあ、なんでメガネかけとるん?」

アタシに笑われたんが嫌やったんか平次がメガネを外した

「ん?なんやもろた…」

「誰に?」

「知らん。メガネ屋のおばちゃん…」

「ぇっ//」

そっとアタシにメガネがかかる…

「…ぷっ(笑)」

「もぉ// やめてや…」

平次の手を払ってかけられたメガネを外そうとする

「ちょお待て、そんまま…」

「え?」

訳が解らんのに…

平次に言われた通り素直に動きが止まってしもた…

そしたら、



カシャッ



っちゅう音…

「ぁっ…//」

ニヤニヤ笑う平次が携帯持って画面を見とる

「傑作やw オレの待ち受けにしたるわ(笑)」

「ちょ// アホッそんなん消して!」

「アカンアカン。」

アタシが必死に平次の携帯奪お思て手を伸ばすと平次は高く手を上げた

「ちょお…ほんまにアカン//」

「ええやんか(笑) 待ち受けにしたるんやで?感謝せぇよw」

「なんで感謝せなアカンの!」

ジャンプしたりするんやけどそれでも届かへんで…

アタシの頭上で平次の携帯ストラップ代わりの御守りは揺れて…

これやとアタシ、遊んでもろてる猫みたいやん…

「ほれほれもぉちょいやで和葉(笑)」

平次はわざと御守り揺らしてアタシをからかう

「もぉええもん// アタシ、帰る!」

ぷいっとそっぽ向いて平次の部屋を出ようとする

「えっ…あ、ちょお待てや…怒らんかて…」

今や!

平次が手ぇ下ろしたその一瞬や…

「…っと……あっぶなー」

ああ…

あと少しやったんに…

「おまえずっこいやっちゃなー」

「平次のいじわる。」

もぉほんまに帰ったろ

「…おーい…和葉、メガネかけたまんまやで?」

部屋を出るためにドアノブ握ったアタシに平次は言う

「……」

ピタッとその手が止まって、

さっとメガネを外す…

さっと振り向いて平次に正面から飛びつく…

「おわっ//」

バランス崩した平次はベッドをクッションに倒れた

そんでアタシが持つメガネを平次にかける…

「…」

「…似合てんで平次…」

よぉ見たらなかなかやん…

「せやけど邪魔くさないか?」

「そやね…」



カシャッ



「…おまえなぁ…」

「へへへぇーアタシも待ち受けにしたるわ(笑)」

「…ちっ//」

あれ?

てっきり携帯取り上げられるかと思た

「…和葉…」

「へ?」

そっと抱き寄せられてしもて…

キスされた…

「…やっぱしコレ邪魔やな…」

「…ぅん…//」

顔んとこに当たっとった…

せやけど外そうとはせぇへんメガネ

「…気に入っとんの平次?」

「ん?和葉かけて?」

すっとアタシにメガネを渡した

「…こぉ?」

アタシがそのメガネかけたら…

「…くくっ…はははっ…アカン(笑)やっぱおまえオモロいw」

笑とるし…

ムカつくわー

平次がかけろ言うたんやん…//

ぷくぅと頬膨らまして平次を睨み付ける

「和葉。」

優しく包み込まれてそっとベッドに倒された

「…平次…」

頬に片手が触れて…

そして重なる唇…

どんどん熱く絡まる…

ぼわーとしてくる意識…

「…ふぁ//」

「…邪魔や…」

そっと頬に触れる平次の手がメガネをずらす…






「……」

ごくりと息を飲む…

虚ろになった和葉の目がヤバい…

メガネを完全にとると和葉の半開きの目と目が合う

「…」

そっと髪を撫でてやると和葉はゆっくり目を閉じた

「…和葉…」

「…んッ//」

キスしてやるといっつもビクッとする…

せやけどすぐにチカラ抜けたようにふわふわしとる…

オレもやけどな…

「平次…メガネかけて?」

「ん?」

言われた通りメガネかけて和葉を見る

「やっぱりまぁまぁ似合てんで平次(笑)」

「まぁまぁてなんやねん…υ」

「似合てるよw」

そっと頬に触れるだけのキスをされた…

「…まぁ…和葉は全くやったけどな(笑)」

「もぉ//」

膨れた頬に今度はオレがキスする

「…メガネ当たっとるよ…//」

「せやな…」

ぱっと外して和葉にキスする

「んッ// アホ…急なんやから…//」

「されたくなかったらおまえがかけとけ」

強引にメガネを和葉に渡す

「…なんで?」

きょとんとしてオレを見るから…

「笑いでキスなん出来ひんやんw」

笑って言うたった

「はいはい。どぉせ似合わへんよーだ」

べぇーと舌出してまた膨れてしもた

「せやから携帯開くたんびにオレ、笑いのツボやな(笑)」

携帯の画面を見せて笑う

「ほんま止めてや平次…待ち受けなん嫌や…//」

「ほな撮ろか?」

「えっ?」

さっと和葉を抱き寄せて携帯でカメラを起動する

「えっえっ、ちょっ//」

「じっとしとけアホ!」



カシャッ



大人しなったとこでシャッターをきる

「よし。これやったら文句ないな?」

「えっ…ぅん//」

撮った写真を待ち受けに設定するのを見て和葉は顔を染めた

せやからその顔に優しく触れて、

キスした…

「どぇせなら今の撮ったらよかったわw」

「…あほ…//」



〜END〜



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