1/1ページ目 平次の部屋、 2人とも読書中。 ベッドに仰向けで本を天井にかかげて、平次は本を読…んでいるふり。 チラリと盗み見るのはその横でベッドの縁に座って本を読む和葉の横顔… そんな和葉がパタンと本を閉じ、平次の方に笑顔で振り向いた 「へぇーじw」 「ん?」 何もなかったふりして平次は同じように本を閉じる。 そして、 「キスして?」 ぐっと迫った和葉の顔… 「……」 無言で平次はその顔を見る… 「なあ?」 全く返事をしないから和葉が問いかける 「…なっ…何を言い出すねんッ///」 ようやく和葉に言い返す平次はすかさず目を反らす。 「アカンの?」 ちょっと悲しそうな…そんな表情で和葉は平次から目を反らさない。 「そぉやなくて…」 ゆっくりと視線を戻す 「ん?」 「…して欲しいんか?」 「うん。」 平次のその問いに即答。 「そらまた何で急に…」 照れくさそうにゆっくり上体を起こして和葉の隣に座る 「して欲しい思たからやけど?アカン?」 これまた即答。 「…や、まあ、なんぼでもしたるけど…」 口ではそう言うものの、何だか頭ではなにやら考えているみたい… 「ほなして?」 「…おう//」 ニコッと笑う和葉に意識が戻る… そっと和葉を抱き寄せて… ゆっくりと平次が和葉の唇にキスする… 「…んぅ…」 すぐに平次の首に回った和葉の腕… 和葉が平次を抱きしめる。 「……ぁっ…//」 平次がそう声に漏らした… 和葉の舌を自分の口内に感じたのだ… 「……んッ…」 逃げる平次の舌を和葉は器用に捕らえて絡めようとする… 思わず平次は和葉から離れた… 「…へぇじ…」 ジトッと平次を見て和葉は不機嫌そうだ。 「しゃーないやろ// 慣れてへんねんからッ//」 それに対し精一杯に言い返す… まだ慣れてない…と。 「平次いつになったら慣れるんよ(笑)」 バカにでもしたように和葉は笑う 「うっさいわ//」 言い返せずにそっぽを向いてそう言う 「アタシもっと平次とキスしたいんやけど?」 「そなこと言うなッ//」 顔を合わせることなく平次は言う 「なんで?」 それでも和葉は平次に聞く 「…なんでて…そら…」 「ん?」 そっと平次の顔を覗き込む… 真っ赤だ… それに気がついて和葉は優しく笑う そして、 「平次、照れてんの?」 そう聞く。 平次は、 「…それ以上聞いたらもぉしたらへんぞ。」 語尾を強くはっきりとそう言った。 「えぇー何でなん!」 そうなると当然和葉は騒ぎだす… 「だいたい何でお前は平気な顔して出来んねん//」 「相手が平次やからやろ?」 またまた即答。 「うっ……」 はっきりそんなこと言われたから言い返せない… 「平次はちゃうの?」 「…オレは相手が和葉やから平気やないねん…」 ぽりぽりと赤く染まった頬を掻き平次は言う… 「え?それってどぉゆうことなん?」 訳が解らずに聞き返す それに対して平次ばつが悪そうに答える。 「それをわざわざ言わすんか?」 「うんw」 本日何度目かの和葉の即答。 「……も、ええわ…//」 なんだかついていけない…とでも思い平次は言う 「ええやんw 教えてぇや平次?」 「いやや。」 なんて言うもんだから、 「どぉしてもアカン?」 ものすごい近距離で和葉がお願いする… 「…ッ//…」 「平次が慣れてへんのやったらアタシからキスしたるで?」 「ちょッ// …アホ…近いて…」 本当にキスしそうな距離… 「なあ言うて?」 吐息混じりに和葉は言う… 「……言わへん…」 最後まで抵抗する… 「キスするで?」 「…ッ///」 平次が言い返す前に和葉の唇が平次に重なる… 嫌がっていた割りに平次は抵抗をしない… 「……」 素直に和葉を受け付ける… 平次だって本当はいくらだって和葉とキスしたい… だけど、 「…んッ…ぁっ//」 「お前が悪い…」 ばっと和葉を押し倒して平次がキスする… 「……んぅ…」 こうなることは解ってた… 我慢できなくなることなんて… 不慣れさは理性によって必死に押さえられていた気持ち… 一度本能にまかしてしまえばもうあとには引けない… キスだけにとどまらないと解っていたから… 〜END〜 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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