1/1ﾍﾟｰｼﾞ目 「んー……あかん…」 頭がなんやもぉ表現できひんぐらい痛い… ベットから起き上がることも辛い… せやから今日はさすがに学校休んだ… 事件以外で休むなん滅多にせえへんオレが休んだんや… 思とった通りに和葉が放課後オレの家に来よった。 「ほんま平次でも風邪引くんやねｗ」 「……なんやねん…けんか売っとんのか？」 これでも熱３９度あんねん… せやのに、なんやコイツ… 「あははごめんごめん(笑)」 「……」 くそッ オレが弱っとる時やからって調子乗りよってからに！！ 「そんで、体調は？ だいぶひどいて聞いたんやけど…」 ……いや、まあ、前言撤回や… 最初からそぉ言うたら１００点やってんけどな。 「平気や平気。問題あらへん」 「そぉ。ほな良かったわ」 ニコッと笑うた…思たら、 「……ッ///」 なにすんねんこのアホ// ピタッとオレの額に当たる和葉の手… 思わず固まってしもた… 「…平次、熱めっちゃあんで？ほんまに大丈夫なん？」 和葉は真剣な目ぇしてオレの顔を覗く 「…へ、平気やッ//」 ばっと和葉の手を払うて上体を起こす 「…無理せんでも…」 「無理なんしてへん！」 ムキになって言い返してしもた 「…平次は意地張りすぎや。アタシにくらい素直に言うてや？」 …なんやねん… こんな時だけ… 「今日、優しいやん？」 「いつもやろ？」 「あほぬかせ…」 起き上がったんは間違いやったわ… 頭が重たすぎるわ… オレはそっと元の体勢に戻る 「…平次…」 「……なんや？」 「早よ風邪治しや？」 「……」 ほれみぃ… 今日の和葉、優しいわ… なんやそばにおるだけで充分な薬になるわ… 「…和葉、」 「ん？」 「もぉちょいそこにおって？」 …… なんや…子どもみたいやなオレ… ははは…υ 人間弱るとこんなもんか… 「…ぅん…おるよ。」 「……おおきに…」 ～END～ [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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