1/1ﾍﾟｰｼﾞ目 何も言葉にはしない… せぇへんけどアタシには解る… 事件の依頼で１週間、平次は大阪にはいなかった 今日帰ってくることは解っとったから平次の家に行こうとした矢先や… アタシん家の玄関戸が開いて急に抱きしめられた… 「へいじ？」 顔も見えへん 見いひんでもこの感触とこの心地よさで平次て解る… 「……」 平次は何も言わへん ただアタシをしっかりと抱きしめてくれとる 「……」 アタシもしばらく何も言わへん たった１週間でこんなにも懐かしい感じ… あったかい… 平次の腕の中は気持ちええ… 思わず眠くなる… 「…和葉…」 ふと名前を呼ばれてゆっくりと平次が腕のちからを緩める 「…寂しかったで…平次…」 ずっと… この１週間ずっと… 事件になると連絡の一つしてくれへん平次… せやけど… 「…オレのほうが…」 なんて言うてまた抱きしめられた 今度は唇同士も重なる… やっぱり懐かしいキス… でもいつもの優しいキスや… 平次がアタシ以上にずっとアタシのこと想ってくれとったんが解った… 言葉なんていらへん… ～END～ [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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