1/1ページ目 ―平次の部屋― 「和葉、キスせぇへん?」 「・・・・・・は?」 「なあ?」 「…あんた頭おかしいんちゃう?」 アタシらまだ「好き」の一言もないんやで… 「オレとやったら嫌か?」 「…嫌なわけ…///」 少し俯くアタシ… その顎を平次の手が上を向かせた 「嫌やなかったらほな…」 「…///」 何の躊躇いもなくアタシの唇を奪った 「旨かったで。」 アタシの髪をすっと撫で、アタシの横にどすっと座る 「……」 嬉しいんやけど…複雑な… 気持ちや… これも一度や二度やなくてよくあんねん… 初めは言葉がなくてもそぉゆうことなんやて思て嬉しかったんやけど、でも、キスとかほんのちょっとボディタッチするんはあっても他の恋人らしいことは一切あらへん… ただ、スケベなだけやろか… けどそれでも嬉しい自分がおって… 「平次…」 「あん?」 「平次はアタシのこと…」 思い切って聞こ思ても黙って俯くしかできひん… 「何やねん変なやっちゃな…」 変なんはそっちやろ!!! 心の中で盛大にツッコミを入れた… そのおかげで 「…アタシら付き合うてへんよね?」 聞きたかったことは言葉になった 「あ?」 何言うてんのや?て顔でアタシのこと見とる… 「やって告白の一つもないやん!!」 「…オレ、付き合うてる気でおったけど?」 「・・・・・え?」 何… 意味が解らへん… 「いちいち好きや言わんでも解るやろが…」 「…言うてくれな解らんよ…」 それ省略したらアカンやろ? 「……けど…和葉もオレのこと好きやろ?」 「…そら…」 「せやったらええやんw」 何が? は? あぁ… アタシも告白なんしてへんのやった… 「平次…」 「ん?」 「好きや。」 「へ?」 言うたで。アタシは。 「次は平次の番やで」 「なっ///」 「早言うてや」 「……そんなんッ言えるか!!」 ぷいっと横向いてしまう平次 何なん… そんなに言いたない? せやったら… 「もう言うてくれなキスせぇへんで。」 「え……?」 くるっとアタシの方振り向いた アタシはそのまま話を続ける 「ここ来るんもやめよ。」 「何ぃ!?」 「学校も一緒に行くん止めよ〜と。」 平次の方は一切見ずにアタシはもう日課になっている出来事を挙げてみた。 「…ちょ…ちょお待てや、そらアカンて…」 アタシの腕に触れようとしたんをすっとかわした。 「ほんなら言うて。」 「ぅ……」 「帰るで?」 「…あーくそっ// 好きや!お前のこと!!」 「……」 ちょっと乱暴やけど言うてくれた… 「…これでええか?」 「…もっと優しゅう言うて。」 「なっ// …注文多いやっちゃな…」 「言うて。」 真っ直ぐ平次の瞳を見つめる… 「……!?」 そしたら急にアタシのからだが平次に引き寄せられて、スポんと平次の胸に収まった… 「…好きや…和葉のこと。ガキん頃から…ずっとな。」 いつもより数段優しい声 ふと顔を見上げるとそこには優しくアタシのこと見る平次の顔 アタシは吸い込まれるように… 「!?」 平次にキスしとった… びっくりしとる平次の顔がある… いつものお返しや 再びアタシは平次の胸に顔を埋めた… 「平次、好き…」 小さな声でアタシは呟いた… そしたらぽんぽんと頭を撫でてくれて、 「…和葉…次はディープ試してみぃひんか?」 「・・・・・なッ///」 やっぱりただのスケベや… 〜END〜 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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