1/1ﾍﾟｰｼﾞ目 「平次～？」 「ん？」 「こんどの日曜日・・」 「空いてへん。」 「はやっ！！最後まで聞いてやアホ・・」 笑顔でやってきて楽しそうに平次を誘うとした話しを一瞬で抹殺した平次。 ムッとして平次を見る和葉だが平次は無視を続ける。 「・・・もう！！平次ぃ～聞いてや～」 それでも諦めない和葉は平次に迫る 「たく・・・なんやねん」 ようやく折れた平次は和葉に振り向く 「あんな！こんどの日曜日に天保山の広場でジャグリングショーやんねん！！」 「ああ・・」 和葉の聞いてはいるものの軽く流す平次はつまらなそうだった それでも和葉楽しそうに話しを続けた 「そのジャグラーさんめっちゃオモロいしイケメンさんやし平次も一緒に見に行かへん？」 「は？」 「せやからこんどの日曜に一緒に・・て平次？」 なにやら不穏な空気をまとった平次が和葉に近づく 「おまえそのジャグラー知っとるんか？」 和葉の両肩を掴むと平次は聞いた 「えっ・・うん。この前も大阪でショーやっとって、話もしたことあるで。」 「・・ほぉー話もしたんや？」 「う、うん。」 怖いとさえ思える平次の表情に和葉の表情は強張る 「行くな。」 「え？」 パッと和葉から手を離すと平次は言った。 そして 「オレは行かへんからおまえも行くな。ええな。」 なぜか絶対に行くなと命令口調で和葉に告げた 「ちょ・・なんでやの？なんで行ったらアカンの平次！」 当然納得のいかない和葉は平次に理由を聞く 「その日はオレと付き合え。」 「え？」 「好きなとこ連れてったるからそのショーには行くな。」 いつも以上に強い口調の平次に和葉は思わず頷いた。 「ほんならこの話は終いや。」 「うん・・・でもそんなに平次てジャグリング嫌いやったん？」 「・・ああ。」 END. [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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