1/1ﾍﾟｰｼﾞ目 「平次いてる？…あれ？」 ガラッと部屋の戸が… 開かなかった… 「あ、ちょお待て今開ける…」 ようやく開いた戸の先には 「ちょ…なんやのこれ！？」 「見て分からんか？大掃除や大掃除。」 「そんなん昨日までに終わらすもんやろ！」 「だれがそんなん決めてん？」 「えっ…そら…アタシやけど大晦日はゆっくりしたいやん？」 あはっと笑えば和葉は唯一空いているベッドへと乗っかる 「しゃーないやろ？昨日までいろいろあったんやから…」 「あー…事件やったんやろ？」 「ん。」 「…アタシも直すん手伝おか？」 あちらこちらに散らばった明らかなゴミ。 雑誌なんて一年分あるのでは…と和葉は思った 「オレ１人で片付けぐらいできるわ。それよりなにしに来てん？」 散らばった部屋を片付け始めた平次は聞く 「せやから大晦日やし…平次とゆっくりしたいなぁ思て来たんやけど…」 「あぁ…そやな…まあソバ作って待っとけや」 「って…夜までかかるん？」 「知っとるか？大晦日の夜が一番長いんやで？」 「なんなんそれ…まあええわ。終わらへんかったら平次の分のおそばもアタシ食べてまうからね！」 「大丈夫やて。除夜の鐘までおるんやろ？」 「うん。」 当たり前のように頷く和葉に少し嬉しくなる 「ほんなら泊まって行けや」 「あかんよ！朝はお父ちゃんとお母ちゃんと平次ん家に来るて決めてんねんもん！」 「せやからどうせ戻って来るんやったら…」 「ええの！！」 平次の言いたいことは完全に無視でやはり家族一番。 「新年最初の挨拶はオレとちゃうん？」 「え、せやから明けましておめでとうは平次が一番やで？」 「あ、そう…ほんで家までオレがさっむい中送るわけやな…υ」 「うん！おおきに平次♪」 ニコッと言われれば悪い気はしない平次であった。 END. [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
友達に教える [編集] 無料ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ作成は@peps! |