1/1ページ目 「ええなぁ…」 夕方のテレビ番組を見て和葉はうっとりしていた 「ん?なにがやねん?金環日食やったらおまえも今朝見とったやん」 和葉の見ているテレビの画面には今朝の金環日食が映っていた 「ちゃうよ…この太陽が月に隠れてリングになった時にな…」 「?」 「プロポーズした人らおって…なんやめっちゃロマンチックやん」 キラキラした目でテレビに映るカップルを見て和葉は言った 「…そんなにええんか?」 「見てみいこの女の人!めっちゃ泣いとるやん!絶対嬉しいてこんなプロポーズ…」 「…アホか…」 「もう!平次には分からへんよ!今朝かて日食全然見てへんかったやん!」 「あ、あれは…眠たなって…」 「ほれみい…平次にロマンチックなこと求めてもアカンねん…」 「オレに?」 「えっ…あ、なんでもない。」 和葉は慌ててテレビに夢中なフリをした… 平次はぼんやりその後ろ姿を見て 「ほんならあと300年したらオレが言うたるわ。」 「えっ?」 「次の金環日食待っとけ。」 そう言うと平次は部屋を出た… するとそこには夕日のせいか赤く染まった和葉が残された… 「…って300年も待たれへんよ平次!?」 END. [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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