1/1ページ目 「ほんま美味しいわw」 「そやろ?和葉ちゃんほんまええタイミングで遊び来てくれたわ」 ここは服部家。 その居間で楽しそうに会話するのは和葉と静華である。 「焼き芋屋のおっちゃんの言葉がほんま上手くてな、ついたくさん買うてしもてんよ〜」 「あのおっちゃんやろwアタシもアタシもww」 どうやら似た者同士のようだ… 服部家近所を軽トラで回る焼き芋屋。 その匂いに誘われご近所では有名なのだ。 そしてその車のおっちゃんは口が上手の何のって… 見事なものだ… 主婦はもちろん和葉のような高校生にも実は人気なのだ。 「せやけどこれめっちゃ美味しいもんな」 「うんwこれであのおっちゃんが組んどったらえらい売れてるんちゃう(笑)?」 まだ出来立てホクホクの焼き芋を手に和葉はニコニコ笑う そんなところへ居間の扉が勢いよく開く… 「……」 居間の光景を無言で見てくるのは平次だ 「あ、平次お帰りw」 和葉はニコッと笑って平次に言う 「…そんなんばっか食うとると太るで?」 愛想なくさらっと言うと平次は自室へと向かう 「もぉ//……あ、平次も食べへん?」 「いらん。」 背中でそう言うと片手で和葉を呼んで階段を上る… 「ん?」 意味が解らずきょとんとすると再び平次が呼ぶ 「オレの分、部屋持ってきてや…」 と、 「なんや、やっぱり欲しかったんやん(笑)」 静華に笑いながら言うと 「和葉ちゃん気ぃつけや」 「え?」 「平次、アタシにもやきもち妬きよるから(笑)」 ふふっと笑いながら和葉に言う 「え…まさかぁ…(笑)」 半信半疑で和葉は平次の分の焼き芋を手に取ると軽い足取りで平次の部屋へと向かった。 「へぇーじw」 「ん。」 かばんやら上着を適当に投げ捨て平次はベッドに寝転んでいた 「はい!平次の分w」 ぽんっと差し出されたまだ暖かい焼き芋 平次が起き上がりその縁に座る 「おおきに…」 そして、それを受け取ると… 「おまえ、まだ食うとるんか?ほんま太るでぇ?」 ニヤッといたずらに和葉のお腹に触れた 「もぉ// あほ平次…」 ぱっと平次の手を払うと和葉も平次の隣に座ると、 「平次がおるから大丈夫や。」 そう言う。 「…は?」 意味が解らず和葉に向く 「何もないよー」 ニコッとして和葉は平次に言う 「意味解れへん…」 そうぼそりと言うと平次は焼き芋にかぶりつく… そして和葉は言う、 「平次がアタシを好きでいてくれたらアタシは簡単に太らへんもんw」 「なっ///…けほっ…」 盛大に蒸せる平次に和葉は楽しそうにわらう。 「何してんの平次(笑)」 「おまえが変なこと言うから…」 「だってほんまの事やろ?」 ニコッと笑って言う 「ああ、はいはい…ほな、これ食べた次は和葉喰うてもええんやな?」 パクっと焼き芋を頬張りながら平次は言う 「ッ//…けほっ……//」 今度は和葉が蒸せる… 「何してんねん和葉ぁ?そな興奮せんかてええから(笑)」 ニヤッと笑っては和葉にそう言う 「あっ アホッ/// そんなんちゃうよ//」 「照れんなや〜」 「せやからちゃう言うてるやん//」 「ほなおあずけやで?」 「えっ?」 ぱっと和葉が平次を見ると、 「やっぱ欲しいんやんか…」 そっとその唇に平次はキスをする… ぽっと赤くなった和葉は視線を落とす 「ほっぺた焼き芋みたいに温いで?」 ピタッと頬に手を添えると平次は言う 「…あほ…平次のせいや。」 「そぉか?オレのせいかw」 嬉しそうに平次は言うと、もとの位置に戻って 「ほな、早よ食うて和葉、続きしよや?」 「…ほんまにぃ…平次てアタシのこと大好きなんやねw?」 「…んほッ///」 再度平次が蒸せるのを見て和葉はニヤリと微笑む 「アホッ// せやから食うてる時に、んな事普通に言うな//」 「図星やもんねw?」 「あーもぉ…食わへんのやったらオレが貰うで?」 未だ平次を見て笑う和葉から焼き芋を取り上げようとする… 「あ、ダメぇー」 さっと平次の手をかわして和葉は美味しそうにそれを頬張った。 「ほんま、そないがぶがぶ食うてよぉ太らんな?」 平次もがぶっと口に頬張って和葉を見る 「せやから平次が…んッ!?」 和葉の口を反射的に平次が手で塞ぐ 平次が口に含むものをゴクリと飲む… 「…それ以上誘うような事言うてるとほんま喰うてまうからな…//」 〜END〜 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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