1/1ﾍﾟｰｼﾞ目 『平次ｗ』 勢いよく入ってきた和葉は勢いよく寝とるオレに飛び乗った… なんやねん…υ 『起きてぇな平次！元旦の朝やで？』 眠たさに目を擦るオレに和葉はニコニコと笑う… 仕方なしに起き上がると窓の外をぼんやりと見る… 『…ん…なんや…あれ？』 『何が？』 『何て…あれや…』 あの山… あらどぉ考えても… 『富士山やろ？それがどぉしたん平次？』 『えっ…いや……あれ…？』 ここはオレん家やろ？ んでもって大阪やんな？ 『はあ？』 一気にベッドから飛び出し窓の外を見る… 『…鳥や…』 『あ、ほんまやｗ 鷹とちゃう？』 『…こんなとこにか…？』 『別にどこ飛ぼうと鷹の勝手なんちゃう？』 『…そら…まぁ…』 その通りなんやけど… なんや… さっきから気になっとるこの… …妙な違和感…？ 『あ、そや平次ｗ』 『…』 『平次？』 『ん？ああ…なんや？』 『はいｗ』 『へ？』 「…んっ……あっ…？」 「あ、起きたん平次？」 「え？」 「よぉ眠っとったから起こさへんかってんよ？」 「…ああ？」 「何よ？夢でも見とったん？」 …あっ…… 夢…？ 「ははは…そらそぉや…」 夢や…夢… いきなし和葉に茄子渡されるわけないわな… あんな満面な笑顔で…υ 「けったいな初夢やったわ…」 「えっ夢？何？もしかして一富士、ニ鷹、三茄子見たんｗ？」 嬉しそうに聞いてくるコイツ… 半分ベッドの上やで… ちゅうか… 顔近いっちゅうねん… 「ああ…見たで。オマケもおったけどな…」 「え？オマケ？」 和葉の頭を押しのけオレは起き上がる 「ふぁぁぁぁ」 ベッドから下りて大きく伸びをする 「ちょ…平次？オマケて何？」 「なんでもええやろ」 ちゅうか… その紅くなった頬は解っとる証拠やろが… 「ええやん！教えてや平次！」 「教えたらへん」 「なんでよー」 なんでもええやんけ… そんなんより… 「初詣。」 「へ？」 「行くんやろ？」 「え？…あ、そやった…υ」 忘れとったんかい… 「行かんでもええんか？」 「行くに決まっとるやん！行くで平次ｗ」 ニコニコと笑ってはしゃぎだした和葉は机の上にあったオレの帽子を手にとる そんでそれを被る… へへんと自慢気に帽子のツバを上げる… 「…どーせやったらこっちにせぇよ…」 さっと帽子の向きを変えるとオレは部屋を出る 「メシ食うてからでええよな？」 「ぁ…ぅん…//」 「部屋におるんか？」 「…えっ…あ、アタシも行く！」 閉まりそうになる部屋の扉を開けて、 オレの帽子を後ろ向きに被った和葉は慌ててオレのあとに続く。 たぶん和葉も手伝うたと思う御節料理のある重箱の前へと。 ～END～ [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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