1/1ページ目 「平次のアホ!!」 うわーんと大きな声で泣き始めるのは和葉。 「いっ!?」 しまったという顔で和葉を見るのは平次。 そしてすかさずやってくるのはその母、静華。 「何したん平次!!」 「ちゃ、ちゃうわ!和葉がオレの帽子盗りよるから…」 「盗ってへんもん…ちょっと借りただけやのに…平次が叩いてん…」 「そない泣くほど強ぅ叩いてへんやろ…」 先ほどから感じる静華の鋭い視線に怯えながらも平次は言う 「せやかて顔に当たったんやもん…平次乱暴や…」 ぐすっと鼻をすすると平次から顔を反らす 「…はぁ…」 いつものことながら疲れると静華はため息… 平次は平次で何故だか拗ねてしまうし… 「今度乱暴しとったら承知せぇへんで平次!」 「うっ…」 あと5分もすれば元通りだろうと静華は最後の睨みを効かせて部屋を出る。 そしてその5分後、 「…」 「…やるわ…」 すっぽり被せられた平次の帽子… 「えっ?」 ようやく振り向いた和葉の目は驚いていた… 「そん代わり叩いてしもたんは許すて約束やで?」 「うん!」 嬉しそうに後ろ向きに被る平次の帽子。 なかなか似合とるなんて言われてさらにルンルン♪ 平次はそんな和葉の頭を優しく叩く。 END. [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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