1/1ページ目 付き合い始めて1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月… それまでと同じように日常は続いた… 今までがそうだったから… 急に周りのような恋人同士になれるはずもなく… 学校では誰も気づかないぐらいいつも通り かといって家では…というわけでもなかった ちょっぴり気持ちの面で2人の距離が縮んだぐらいだ… キスだって初めの1回きりかもしれない… こうして今日も和葉と平次は一緒にいる。 平次の部屋。 ベッドの上で完全にくつろぐのは和葉。 その前で帰ってきたばかりの平次は着替える… 「なあー平次?」 「んー」 「昨日また告白されたんやって?」 「…ああ…誰に聞いてん?」 すっとTシャツに腕を通すと平次は和葉の寝転ぶベッドの縁に座る 「その告白した子。…なぁそろそろアタシらの関係はっきりさせた方がええんちゃう?」 「どういう意味や?」 「せやから…その、アタシらが付き合ってるっちゅうかなんちゅうか…//」 「…それは最初に言わんっちゅう約束決めたやろ?」 そう。それはお互いに合意の決め事だった。 「そうやけど…アタシ嫌やもん…平次に近づかれるん…」 「…やきもち妬いとるんか和葉?」 ちょっぴり嬉しそうに平次は聞く 「…うん…」 コクンと和葉はうなずく 「ほぉ?やきもちなあ…」 「なんやの?」 「ん?なんや嬉しいなあ思て…」 「アタシはちっとも嬉しないんやけど!」 「まあええやんか。オレにそんな気ないんやから。」 ツンとして拗ねる和葉に平次は言う 「そんなん解っとるけど…」 「解っとるんやったらええやろ?」 「でも…その…平次?」 「ん?」 「…平次はその…アタシのことどのくらい好き?」 告白した時と同じくらいに緊張して和葉は聞く 「どんくらいて…そんなんいちいち口にせなアカンか?」 「だって…」 「…ほな、和葉はオレのことどのくらい好きなんや?」 「えっ…そんなんめっちゃ…好きに決まっとるやん//」 「っ//」 なんで今さら告白されなければいけないのか… そんな真っ赤な顔で… 「もっと言えや…//」 「え?」 「もっとオレのこと好きやて言うて?」 「あほ…そんなに言えへんよ//」 ふいっと顔を反らすと和葉は言う 「何でや?ええやろ?」 「いやや。アタシの好きはそんな安いもんとちゃうの!」 「ケチやなぁ…」 「平次こそアタシの質問にまだ答えてへんよ」 「どんくらい好きかっちゅうやつか?」 「うん…//」 「そやなぁ…」 決して長い沈黙やなかったけど長かった… ぎゅっと痛いくらい抱きしめられて、 キスされて… 「これ以上やな…」 なんて言葉をくれた… きゅっと胸が鳴った… アタシは我慢しきれへんで平次に飛びついた。 〜END〜 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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