どれくらい好き?
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付き合い始めて1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月…

それまでと同じように日常は続いた…

今までがそうだったから…

急に周りのような恋人同士になれるはずもなく…

学校では誰も気づかないぐらいいつも通り

かといって家では…というわけでもなかった

ちょっぴり気持ちの面で2人の距離が縮んだぐらいだ…

キスだって初めの1回きりかもしれない…

こうして今日も和葉と平次は一緒にいる。




平次の部屋。

ベッドの上で完全にくつろぐのは和葉。

その前で帰ってきたばかりの平次は着替える…

「なあー平次?」

「んー」

「昨日また告白されたんやって?」

「…ああ…誰に聞いてん?」

すっとTシャツに腕を通すと平次は和葉の寝転ぶベッドの縁に座る

「その告白した子。…なぁそろそろアタシらの関係はっきりさせた方がええんちゃう?」

「どういう意味や?」

「せやから…その、アタシらが付き合ってるっちゅうかなんちゅうか…//」

「…それは最初に言わんっちゅう約束決めたやろ?」

そう。それはお互いに合意の決め事だった。

「そうやけど…アタシ嫌やもん…平次に近づかれるん…」

「…やきもち妬いとるんか和葉?」

ちょっぴり嬉しそうに平次は聞く

「…うん…」

コクンと和葉はうなずく

「ほぉ?やきもちなあ…」

「なんやの?」

「ん?なんや嬉しいなあ思て…」

「アタシはちっとも嬉しないんやけど!」

「まあええやんか。オレにそんな気ないんやから。」

ツンとして拗ねる和葉に平次は言う

「そんなん解っとるけど…」

「解っとるんやったらええやろ?」

「でも…その…平次?」

「ん?」

「…平次はその…アタシのことどのくらい好き?」

告白した時と同じくらいに緊張して和葉は聞く

「どんくらいて…そんなんいちいち口にせなアカンか?」

「だって…」

「…ほな、和葉はオレのことどのくらい好きなんや?」

「えっ…そんなんめっちゃ…好きに決まっとるやん//」

「っ//」

なんで今さら告白されなければいけないのか…

そんな真っ赤な顔で…

「もっと言えや…//」

「え?」

「もっとオレのこと好きやて言うて?」

「あほ…そんなに言えへんよ//」

ふいっと顔を反らすと和葉は言う

「何でや?ええやろ?」

「いやや。アタシの好きはそんな安いもんとちゃうの!」

「ケチやなぁ…」

「平次こそアタシの質問にまだ答えてへんよ」

「どんくらい好きかっちゅうやつか?」

「うん…//」

「そやなぁ…」















決して長い沈黙やなかったけど長かった…

ぎゅっと痛いくらい抱きしめられて、

キスされて…

「これ以上やな…」

なんて言葉をくれた…

きゅっと胸が鳴った…

アタシは我慢しきれへんで平次に飛びついた。



〜END〜



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