1/1ﾍﾟｰｼﾞ目 やきもちなんて絶対にあらへん思てた… 平次を好きになってからずっとずっと思とった。 せやけど今のはアタシにやきもち妬いてるってことなん？ 平次に聞いても教えてはくれへんやろけどちょっとだけ聞いてみたい気もする… せやけどそんなん… やっぱり聞けへんよ… 日も落ちかけた静かな帰り道でアタシら２人 ちらちらと平次の横顔を見とったら、 「…なんやねん…」 って何か言いたそうなアタシを見て平次が言うた… 「さっきの…」 「あん？」 「ううん。何もない…」 「…ボケたか…？」 なんとなくアタシの聞きたいコトが解っとるんかアタシから目ぇ反らして言うた… 「…ほな、聞いてええ？」 「…」 「平次？」 「ん、ああ…」 「…さっき…妬いてくれたん？」 なんや聞いとる自分に恥ずかしなってうつむくアタシに平次は… 「…そんなんあらへん…」 はっきりそう答えた… あ、やっぱりや… 解っとったけど… 「…妬いとったんは自分やろ…」 平次の次の言葉に振り向いて視線が重なった… 「そ、そんなことあらへんよ…//」 バレとったぁ…思て顔が熱くなるんが分かる… 「バレバレやで？」 「それ言うたら平次かて！」 「そら自惚れや…」 「…ほんまに？」 「…」 また黙ってしもた平次にアタシはうつむく… そしたら急に、 「きゃっ//」 「自惚れのまんまでもええけど…」 いきなりアタシの髪の毛引っ張って上に向いたアタシに平次は言うた… それから… 「…痛いねんけど///」 ムッとしてアタシは言う… けどちょっと嬉しそうに… 無理やりに近かったキスにアタシは気づかれんように喜んだ… せやけどたぶんそれもバレバレなんやろうね… 平次もちょっと嬉しそうな顔しとるもん♪ END. [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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